qrshでX転送する方法

本FAQではqrshでX転送する方法についてご説明します。
本方法にてf_node以外を利用したGUIアプリケーションの利用が可能となります。

以下の手順にて実行下さい。

(前準備)
X転送を有効にしてログインノードにsshします。
参考:FAQ「Xアプリケーション(GUI)が動作しません」の1,2


1.ログインノードにログイン後、以下のコマンドを実行します。
下記の例ではGSICUSERがlogin1からs_coreを1時間利用する例になります。
青字の箇所を、ご自分のグループ、利用したい資源および時間に変更してご利用下さい。

2020年4月に実施したスケジューラの更新に伴い、 qrsh 実行時に `-pty yes -display "$DISPLAY" -v TERM /bin/bash` を明示的に指定する必要がなくなりました。

 

GSICUSER@login1:~> qrsh -g GSICGROUP -l s_core=1,h_rt=0:10:00

2.利用したいXアプリケーションを実行します。
例としてimagemagickを実行します

GSICUSER@r1i6n3:~> . /etc/profile.d/modules.sh
GSICUSER@r1i6n3:~> module load imagemagick
GSICUSER@r1i6n3:~> display

imagemagick


■注意事項
GUIアプリケーションによってはメモリやSSHの制限にて起動や計算実行が出来ないアプリケーションがございます。

  • メモリについては適切な資源タイプをご利用下さい
  • Fluent SSH制限によって起動不可、回避策は -ncheck オプションを利用する(メーカーサポート外)
  • Schrodinger SSH制限によって計算実行は不可(起動可)、回避策はf_node利用のみ