ISVアプリケーションの利用イメージについて

TSUBAME3上でISVアプリケーションの利用する場合は、下記の2つの場合があるかと思います。
それぞれの場合について簡単に説明します。

  • プリ・ソルバ・ポストの全処理を行う場合
  • プリポスト処理はクライアント側で行い、ソルバ処理のみをTSUBAME3で実行する場合


本FAQにでてくる用語がわからない方は下部の用語についてをご確認下さい。

1.プリ・ソルバ・ポストの全処理を行う場合

TSUBAME3ではアプリケーションによって異なりますが、基本的にプリ・ソルバ・ポストの全機能が導入されており、インタラクティブノードでの実行の場合は「プリ・ソルバ・ポスト」の全処理を行うことができます。
インタラクティブノードでの実行について、また、プリ、ポスト、ソルバに該当するコマンドやアプリケーションもisvアプリケーションによって異なりますので、各アプリケーションの手引書やマニュアルをご確認下さい。

2.プリポスト処理はクライアント側で行い、ソルバ処理のみをTSUBAME3で実行する場合

Xサーバの相性問題などを回避する目的など、プリポスト処理をクライアント側で行えるよう、ソフトウェア配布を行っております。
なお、ソフトウェア配布については、利便性向上のために提供しているものですので、状況により配布を中止する可能性がありますのでご注意ください。

この場合は、下記の手順が必要となります。
1) ソフトウェアの利用申請を行い、ソフトウェアを入手する
2) ソフトウェアをクライアントにインストールする
3) クライアントにインストールしたソフトウェアでプリ処理を行う
4) TSUBAME3に3.で作成したデータを転送する
5) ジョブスケジューラ投入用のバッチスクリプトを作成する
6) TSUBAME3でqsubコマンドを実行し、5で作成したバッチスクリプトを実行する
7) 6の結果データをクライアントに転送する
8) クライアントにインストールしたソフトウェアでポスト処理を行う

2017/11/15段階ではTSUBAME2.5のソフトウェア配布サービスをご利用下さい。
TSUBAME3にて新規導入されたものについては配布ルールの策定中となっております。
(なお、配布されたアプリケーションについてはサポート範囲外となります)

用語について
■プリポスト
下記の2つのこと、低負荷
プリ(プリプロセッサの略):解析用インプットファイルの作成などの計算前準備作業
ポスト(ポストプロセッサの略):解析結果データの可視化等の解析後の作業

■ソルバ
解析そのもののこと、高負荷

■Xサーバ
X転送を行うためのクライアント側のアプリケーション