2018年度のTSUBAME運用を開始しました(変更点一覧)(4/5追記)

2018.4.4

予定通り17:00頃に2018年度のTSUBAME運用を開始しました。変更点は以下の通りです。

  1. ポイント計算式が変わりました
  2. ストレージに関する利用規約が加わりました
  3. ジョブ投入実行制限が加わりました
  4. アプリのデフォルトバージョンが変わりました
  5. プロジェクトクオータが始まります
  6. SSDのファイルフォーマットが変わりました
  7. 計算ノード予約を再開しました
  8. 計算ノードと外部ネットワーク間の接続性能を改善しました
  9. 2018年度の競争的資金や共同研究契約に基づいた研究による利用の申請の受付を開始しました
  10. s_gpu資源が利用できるようになりました。

1.ポイント計算式が変更になりました。詳しくは規則・利用細則をご覧ください

2.TSUBAME3.0 スーパーコンピュータで提供されているストレージサービスにつきまして、新たに、「東京工業大学学術国際情報センターストレージサービス利用規約」を制定しました。詳しくは規則・利用細則をご覧ください

3.特定の利用者が占有しない様に以下の制限が加わりました。

 一人当たりの同時に実行可能なジョブ数 150
 一人当たりの同時に実行可能な総スロット数 2016
(スロット=資源タイプ毎に設定されている物理CPUコア数x利用ノード数(qstatコマンドのslotsと同等))

4.以下の様に起動するアプリケーションのデフォルトバージョンが変更になりました

compiler

昨年度            今年度
-------------------------------------
cuda/8.0.44       cuda/8.0.61
intel/17.0.4.196  intel/18.0.1.163
pgi/17.5          pgi/17.10

mpi

昨年度              今年度
-------------------------------------
intel-mpi/17.3.196  intel-mpi/18.1.163
openmpi/2.1.1       openmpi/2.1.2

tools

昨年度                    今年度
-----------------------------------------------------
forge/7.0.5               forge/18.0.1
intel-ins/17.1.3.510645   intel-ins/18.1.1.535159       
intel-itac/17.3.030       intel-itac/18.1.017
intel-vtune/17.4.0.518798 intel-vtune/18.1.0.535340

isv
昨年度                    今年度
-----------------------------------------------------
ansys/R18.1               ansys/R18.2
comsol/53                 comsol/53a_u2
gaussian16/A03            gaussian16/B01
gaussian16_linda/A03      gaussian16_linda/B01
mathematica/11.1.1        mathematica/11.2.0
matlab/R2017a             matlab/R2017b

5. グループディスクのクオータをプロジェクトクオータに変更しました。グループディスクの使用量について、これまではファイルの所有者が当該グループであるファイルの総容量を計測しておりましたが、プロジェクトクォータ機能を導入することで、ファイルの所有グループに関わらず、グループのディレクトリ以下の全ファイルの容量を計測するよう変更しました。 この変更により、グループ間でファイルを移動した際にどのグループの容量として課金されるかがより分かりやすくなります。

6. xfsの抱えるバグを回避するために、各計算ノードのSSD(NVMe)のフォーマットをxfsからext4に変更しました。

7. スケジューラの不具合により予約されたノードが正常に利用できない問題が発生したため、ノードの予約機能の提供を見合わせておりましたが、スケジューラの改修が行われたため予約機能を再開します。 スケジューラの問題が再発した場合には予約機能の提供を予告なく中断する可能性があります。

8. 計算ノードからインターネットへアクセスした場合、ネットワーク帯域が十分に活用できない不具合が存在していました。本不具合を修正し、学内外を含めたインターネット環境と広帯域で接続することができるようになりました。

9. 詳しくはこちらをご覧ください。

10. 長らく利用できなかったs_gpuがバッチスケジューラのバージョンアップにより修正され利用可能になりました。