TSUBAME2.5とTSUBAME3.0との主な違いについて説明します。それぞれの項目の詳細はTSUBAME3.0およびTSUBAMEポータルの利用の手引きをご参照ください。
定額利用オプションが廃止されました
TSUBAME2.5では、「定額利用(学内のみ)」と「従量利用(TSUBAMEポイントの購入)」の2通りの使い方がありました。
TSUBAME3.0では、定額利用が廃止され、学内・学外ともに従量利用に一本化されました。
支払い方法が前払いに一本化されました
TSUBAME2.5の従量利用では、「前払い」と「自動課金(学内のみ)」の2通りの支払い方法が用意されていました。
TSUBAME3.0では、自動課金が廃止され、学内・学外ともに前払いに一本化されました。
前払いで一度購入したポイントの払い戻しは原則行いませんので、購入の際にはグループ・支払コード・購入口数(価額)を確認のうえ、間違いのないように注意してください。
学内からのパスワードによる計算機・ポータルへのログインが原則できなくなりました
TSUBAME2.5までは、学内からの計算機へのログインの際には、パスワード認証を用いることができました。
TSUBAME3.0では、セキュリティ向上のため、学内からのログインについても一部端末を除いてパスワード認証を行うことはできず、SSH公開鍵の登録が必要となります。
また、TSUBAMEポータルへのログインも東工大ポータルからのシングルサインオンおよびメールによるログイン用一時URLによって行う必要があり、いずれの方法でもパスワードは利用しません。
TSUBAME3.0でパスワードを利用する操作は以下の通りです。以下の機能を利用しない場合、パスワードを設定する必要はありません。
- CIFSによるTSUBAME3高速ストレージへの接続
- chshコマンドによるログインシェルの変更
- 教育用計算機システムへのログイン
- 一部演習室の端末・TSUBAME2(データ移行用)からのSSH鍵認証を利用しないログイン
- 一部ISVアプリケーションのライセンス利用
また、TSUBAME2.5ではパスワードに約半年の有効期限が設定されていましたが、TSUBAME3.0ではシステム上の有効期限は設定しておりません。パスワードの管理には十分な注意を払い、必要に応じて変更してください。
TSUBAMEポイント1ポイントの価格および価値が変わりました
TSUBAME2.5とTSUBAME3.0ではノードあたりの性能が異なるため、計算時間当たりの利用料が異なります。
また、TSUBAME2.5では1ポイントで約1ノード時(例: 1ポイントで2ノード30分の計算)ができましたが、TSUBAME3.0では1ポイントで約1ノード秒の計算(例: 3600ポイントで2ノード30分の計算)が行えます。
詳細は、規則・利用細則のページより、最新の利用料に関する規則をご参照ください。
グループへのメンバー追加・他の教職員の予算利用などにおける本人確認が必要になります
TSUBAME3.0では、グループへのメンバー追加や、他の教職員が予算責任者となっている予算に関する支払コード作成時などに、当該の利用者の承認が必要になりました。
これらの操作を行うと(場合によっては学術国際情報センターによる確認作業後に)利用者に承認を確認するメールが届きますので、TSUBAMEポータルにログインした状態で、メールに書かれているURLにアクセスし、画面の指示に従って承認してください。