6. ISVアプリケーション¶
運用終了
TSUBAME3 は既に運用を終了しています。 TSUBAME4 のマニュアル類はこちら
ライセンス契約上、ISVアプリケーションを利用できる利用者は限られます。 東工大に所属する「1.学生証・職員証」以外の利用者は以下のISVアプリケーションのみ利用できます。
- Gaussian/Gauss View
- AMBER(学術機関に所属する利用者に限る)
- Intel Compiler
- PGI Compiler
- Arm Forge
ISVアプリケーションの一覧表を以下に示します。
ソフトウェア名 | 概要 |
---|---|
ANSYS | 解析ソフトウェア |
Fluent | 解析ソフトウェア |
ABAQUS | 解析ソフトウェア |
ABACUS CAE | 解析ソフトウェア |
Marc & Mentant / Dytran | 解析ソフトウェア |
Nastran | 解析ソフトウェア |
Patran | 解析ソフトウェア |
Gaussian | 量子化学計算プログラム |
GaussView | 量子化学計算プログラム プリポストツール |
AMBER | 分子動力学計算プログラム |
Materials Studio | 化学シミュレーションソフトウェア |
Discovery Studio | 化学シミュレーションソフトウェア |
Mathematica | 数式処理ソフトウェア |
Maple | 数式処理ソフトウェア |
AVS/Express | 可視化ソフトウェア |
AVS/Express PCE | 可視化ソフトウェア |
LS-DYNA | 解析ソフトウェア |
LS-PrePost | 解析ソフトウェア プリポストツール |
COMSOL | 解析ソフトウェア |
Schrodinger | 化学シミュレーションソフトウェア |
MATLAB | 数値計算ソフトウェア |
Arm Forge | デバッガ |
Intel Compiler | コンパイラ |
PGI Compiler | コンパイラ |
6.1. ANSYS¶
GUIでの利用手順を以下に示します。
$ module load ansys
$ launcher
CLIでの利用手順を以下に示します。
$ module load ansys
$ mapdl
mapdlコマンドの代わりに以下のコマンドも使用できます。
(ANSYS18.2の場合。バージョンによって異なります。)
$ ansys182
exit
と入力すると終了します。
入力ファイルを指定すると非対話的に実行されます。
実行例1
$ mapdl [options] < inputfile > outputfile
実行例2
$ mapdl [options] -i inputfile -o outputfile
バッチキューシステムを使用する場合は、シェルスクリプトを作成しCLIで以下のように実行します。
sample.shを使用する場合
$ qsub sample.sh
スクリプト例:MPI並列処理
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l f_node=2
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load ansys
mapdl -b -dis -np 56 < inputfile > outputfile
スクリプト例:GPU使用
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l f_node=1
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load ansys
mapdl -b -dis -np 28 -acc nvidia -na 4 < inputfile > outputfile
ANSYSのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S ansyslmd -c 27001@lice0:27001@remote:27001@t3ldap1
6.2. Fluent¶
Fluentは熱流体解析アプリケーションです。利用手順を以下に示します。
GUIでの起動手順を以下に示します。
$ module load ansys
$ fluent
CLIでの起動手順を以下に示します。
$ module load ansys
$ fluent -g
exitと入力すると終了します。
journalファイルを使用してインタラクティブに実行する場合は以下のようにコマンドを実行します。
journalファイル名がfluentbench.jou、3Dの場合
$fluent 3d -g -i fluentbench.jou
バッチキューシステムを使用する場合は、シェルスクリプトを作成しCLIで以下のように実行します。
sample.shを利用する場合
$ qsub sample.sh
スクリプト例:MPI並列処理(f_node利用時)
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l f_node=2
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load ansys
JOURNAL=journalfile
OUTPUT=outputfile
VERSION=3d
fluent -mpi=intel -g ${VERSION} -cnf=${PE_HOSTFILE} -i ${JOURNAL} > ${OUTPUT} 2>&1
スクリプト例:MPI並列処理(h_node利用時)
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load ansys
JOURNAL=journalfile
OUTPUT=outputfile
VERSION=3d
fluent -ncheck -mpi=intel -g ${VERSION} -cnf=${PE_HOSTFILE} -i ${JOURNAL} > ${OUTPUT} 2>&1
f_node以外の利用では資源をまたぐ設定ができないため、#$ -l {資源名}=1
(例えばh_node
では#$ -l h_node=1
)とし、コマンド中に-ncheck
オプションを入れてください。
Fluentのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S ansyslmd -c 27001@lice0:27001@remote:27001@t3ldap1
6.3. ABAQUS¶
インタラクティブでの利用手順を以下に示します。
$ module load abaqus
$ abaqus job=inputfile [options]
バッチキューシステムを使用する場合は、シェルスクリプトを作成しCLIで以下のように実行します。
sample.shを利用する場合
$ qsub sample.sh
スクリプト例:MPI並列処理
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l q_core=1
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load abaqus
# ABAQUS settings.
INPUT=s2a
ABAQUS_VER=2017
ABAQUS_CMD=abq${ABAQUS_VER}
SCRATCH=${TMPDIR}
NCPUS=4
${ABAQUS_CMD} interactive \
job=${INPUT} \
cpus=${NCPUS} \
scratch=${SCRATCH} \
mp_mode=mpi > ${INPUT}.`date '+%Y%m%d%H%M%S'`log 2>&1
6.4. ABAQUS CAE¶
ABAQUS CAEの利用手順を以下に示します。
$ module load abaqus
$ abaqus cae
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。
6.5. Marc & Mentat / Dytran¶
6.5.1. Marc & Mentat / Dytranの概要¶
各製品の概要はエムエスシーソフトウェア株式会社のWebサイトをご参照ください。
- Marc: http://www.mscsoftware.com/ja/product/marc
- Dytran: http://www.mscsoftware.com/ja/product/dytran
6.5.2. Marc & Mentat / Dytranのマニュアル¶
下記ドキュメントをご参照ください。
- Marc & Mentat Docs (mscsoftware.com)
- Dytran Docs (mscsoftware.com)
6.5.3. Marcの使用方法¶
インタラクティブでの利用手順を以下に示します。
使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
$ module load intel intel-mpi cuda marc_mentat/2017
サンプルファイル(e2x1.dat)の場合
$ cp /apps/t3/sles12sp2/isv/msc/marc/marc2017/demo/e2x1.dat ./
$ marc -jid e2x1
6.5.4. Mentatの使用方法¶
Mentatの起動手順を以下に示します。
使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
$ module load intel intel-mpi cuda marc_mentat/2017
$ mentat
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。
Mentatのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S MSC -c 27004@lice0:27004@remote:27004@t3ldap1
6.6. Nastran¶
使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
Nastranの起動手順を以下に示します。
$ module load nastran/2017.1
サンプルファイル (um24.dat) の場合
$ cp /apps/t3/sles12sp2/isv/msc/MSC_Nastran/20171/msc20171/nast/demo/um24.dat ./
$ nast20171 um24
Nastranのバッチ投入手順を以下に示します。
サンプルファイル (parallel.sh) の場合
$ qsub parallel.sh
スクリプト例:CPU並列処理
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -l q_core=1
#$ -l h_rt=0:10:00
#$ -V
export NSLOTS=4
. /etc/profile.d/modules.sh
module load cuda openmpi nastran/2017.1
mpirun -np $NSLOTS \
nast20171 parallel=$NSLOTS um24
Nastranのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S MSC -c 27004@lice0:27004@remote:27004@t3ldap1
6.7. Patran¶
Patranの起動手順を以下に示します。
使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
$ module load patran/2017.0.2
$ pat2017
終了する際はFile>EXIT
Patranのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S MSC -c 27004@lice0:27004@remote:27004@t3ldap1
6.8. Gaussian¶
インタラクティブな利用手順を以下に示します。
GPUを利用するモジュールを読み込む場合(環境変数GAUSS_CDEF及びGAUSS_GDEFを自動設定します)
$ module load gaussian16/revision_gpu
$ g16 inputfile
revisionには使用するリビジョンを指定してください。Gaussian16 Rev.B01の場合は以下の通りです。
$ module load gaussian16/B01_gpu
GPUを利用しないモジュールを読み込む場合(環境変数GAUSS_CDEF/GAUSS_GDEFは設定されません)
$ module load gaussian16/revision
$ g16 inputfile
Linda並列版モジュールを読み込む場合
$ module load gaussian16_linda
$ g16 inputfile
バッチキューシステムを使用する場合は、シェルスクリプトを作成しCLIで以下のように実行します。
sample.shを使用する場合
$ qsub sample.sh
スクリプト例:ノード内並列処理
Glycineの構造最適化および振動解析(IR+ラマン強度)を計算する場合のサンプルスクリプトです。
下記のglycine.sh、glycine.gjfを同一ディレクトリ上に配置し、下記コマンドを実行することで計算ができます。計算後にglycine.log、glycine.chkが生成されます。
解析結果の確認についてはGaussViewにてご説明します。
$ qsub glycine.sh
glycine.sh
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -l f_node=1
#$ -l h_rt=0:10:0
#$ -V
. /etc/profile.d/modules.sh
module load gaussian16
g16 glycine.gjf
glycine.gjf
chk=glycine.chk
cpu=0-27 ←環境変数GAUSS_CDEF/GAUSS_GDEFを自動設定するモジュールを読み込んだ場合は不要
gpucpu=0-3=0,1,2,3 ←GPUを使用しない場合や環境変数を自動設定するモジュールを読み込んだ場合は不要
mem=120GB
P opt=(calcfc,tight,rfo) freq=(raman)
glycine Test Job
2
N 0 -2.15739574 -1.69517043 -0.01896033 H
H 0 -1.15783574 -1.72483643 -0.01896033 H
C 0 -2.84434974 -0.41935843 -0.01896033 H
C 0 -1.83982674 0.72406557 -0.01896033 H
H 0 -3.46918274 -0.34255543 -0.90878333 H
H 0 -3.46918274 -0.34255543 0.87086267 H
O 0 -0.63259574 0.49377357 -0.01896033 H
O 0 -2.22368674 1.89158057 -0.01896033 H
H 0 -2.68286796 -2.54598119 -0.01896033 H
1 2 1.0 3 1.0 9 1.0
2
3 4 1.0 5 1.0 6 1.0
4 7 1.5 8 1.5
5
6
7
8
9
6.9. GaussView¶
GaussViewはGaussianの結果を可視化するアプリケーションです。
GaussViewの利用手順を以下に示します。
$ module load gaussian16 gaussview
$ gview.exe
メニューバーから File > Exit をクリックすると終了します。
解析例:glycine.log
Gaussianの項にてサンプルとして例示しているスクリプトを実行した結果ファイルの解析を例にご説明します。
$ module load gaussian16 gaussview
$ gview.exe glycine.log
Resultから解析結果の確認が可能です。
Result>Summaryにて計算の概要、Result>ChageDistribution…で電荷情報、Vibration…から振動解析の結果を確認できます。
サンプルでは振動解析を行っているので、VibrationダイアログのStartAnimationから振動の様子を確認できます。
6.10. AMBER¶
AMBERは本来タンパク質・核酸の分子動力学計算のために開発されたプログラムですが、最近では糖用のパラメータも開発され、化学・生物系の研究のために益々有用なツールとなってきました。ご自分の研究で利用する場合は、マニュアルや関 連する論文等の使用例をよく調べて、AMBERが採用しているモデルや理論の限界、応用範囲等を把握しておくことが必要です。現在、AMBERはソースコードを無制限にコピーすることはできませんが、東工大内部で利用することは可能なので、これを基にさらに発展した手法を取り込むことも可能です。
下記について、使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
インタラクティブでの逐次処理の場合の利用手順を以下に示します。
$ module load amber/16
$ sander [-O|A] -i mdin -o mdout -p prmtop -c inpcrd -r restrt
インタラクティブでの並列処理(sander.MPI)の場合の利用手順を以下に示します。
$ module load amber/16
$ mpirun -np -[並列数] sander.MPI [-O|A] -i mdin -o mdout -p prmtop -c inpcrd -r restrt
インタラクティブでのGPU逐次処理(pmemd.cuda)の場合の利用手順を以下に示します。
$ module load amber/16_cuda
$ pmemd.cuda [-O] -i mdin -o mdout -p prmtop -c inpcrd -r restrt
インタラクティブでのGPU並列処理(pmemd.cuda.MPI)の場合の利用手順を以下に示します。
$ module load amber/16_cuda
$ mpirun -np -[並列数] pmemd.cuda.MPI [-O] -i mdin -o mdout -p prmtop -c inpcrd -r restrt
バッチキューシステムの場合の利用手順を以下に示します。
parallel.shを利用する場合
$ qsub parallel.sh
スクリプト例:CPU並列処理
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -l f_node=2
#$ -l h_rt=0:10:00
#$ -V
export NSLOTS=56
in=./mdin
out=./mdout_para
inpcrd=./inpcrd
top=./top
cat <<eof > $in
Relaxtion of trip cage using
&cntrl
imin=1,maxcyc=5000,irest=0, ntx=1,
nstlim=10, dt=0.001,
ntc=1, ntf=1, ioutfm=1
ntt=9, tautp=0.5,
tempi=298.0, temp0=298.0,
ntpr=1, ntwx=20,
ntb=0, igb=8,
nkija=3, gamma_ln=0.01,
cut=999.0,rgbmax=999.0,
idistr=0
/
eof
. /etc/profile.d/modules.sh
module load amber/16
mpirun -np $NSLOTS \
sander.MPI -O -i $in -c $inpcrd -p $top -o $out < /dev/null
/bin/rm -f $in restrt
スクリプト例:GPU並列処理
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -l f_node=2
#$ -l h_rt=0:10:0
#$ -V
export NSLOTS=56
in=./mdin
out=./mdout
inpcrd=./inpcrd
top=./top
cat <<eof > $in
FIX (active) full dynamics ( constraint dynamics: constant volume)
&cntrl
ntx = 7, irest = 1,
ntpr = 100, ntwx = 0, ntwr = 0,
ntf = 2, ntc = 2, tol = 0.000001,
cut = 8.0,
nstlim = 500, dt = 0.00150,
nscm = 250,
ntt = 0,
lastist = 4000000,
lastrst = 6000000,
/
eof
. /etc/profile.d/modules.sh
module load amber/16_cuda
mpirun -np $NSLOTS \
pmemd.cuda.MPI -O -i $in -c $inpcrd -p $top -o $out < /dev/null
/bin/rm -f $in restrt
6.11. Materials Studio¶
6.11.1. ライセンス接続設定方法¶
スタートメニューから すべてのプログラム > BIOVIA > Licensing > License Administrator 7.6.14 を管理者として実行します。
[Connections] を開き、[Set] をクリックして Set License Server ダイアログを開きます。
Redundant servers にチェックを入れ、ホスト名とポート番号を下図のように入力し、[OK] をクリックします。
Server Status が Connected と表示されれば設定完了です。
※Materials Studioを利用するためには、2ホスト以上のライセンスサーバーへの接続が確立している必要があります。
6.11.2. ライセンス利用状況の確認方法¶
6.11.2.1. Windowsでの確認方法¶
スタートメニューから すべてのプログラム > BIOVIA > Licensing > License Administrator 7.6.14 > Utilities (FLEXlm LMTOOLs) を実行します。
[Service/License File] タブを開き、 [Configulation using License File] を選択します。
MSI_LICENSE_FILE と表示されていることを確認します。
[Server Status] タブを開き、[Perform Status Enqurity] をクリックすると、ライセンスの利用状況が表示されます。
特定のライセンスのみを表示したい場合は、[Individual Feature] に表示したいライセンス名を入力して [Perform Status Enqurity] を実行します。
6.11.2.2. ログインノード上での確認方法¶
以下のコマンドを実行すると、利用状況が表示されます。
$ lmutil lmstat -S msi -c 27005@lice0,27005@remote,27005@t3ldap1
6.11.3. Materials Studioの起動方法¶
Materials StudioがインストールされたWindows環境においてスタートメニューを表示し、BIOVIA > Materials Studio 2017 R2 をクリックして起動します。
6.12. Discovery Studio¶
6.12.1. ライセンス接続設定方法¶
スタートメニューから すべてのプログラム > BIOVIA > Licensing > License Administrator 7.6.14 を管理者として実行します。
[Connections] を開き、[Set] をクリックして Set License Server ダイアログを開きます。
Redundant servers にチェックを入れ、ホスト名とポート番号を下図のように入力し、[OK] をクリックします。
Server Status が Connected と表示されれば設定完了です。
※Discovery Studioを利用するためには、2ホスト以上のライセンスサーバーへの接続が確立している必要があります。
6.12.2. ライセンス利用状況の確認方法¶
6.12.2.1. Windowsでの確認方法¶
スタートメニューから すべてのプログラム > BIOVIA > Licensing > License Administrator 7.6.14 > Utilities (FLEXlm LMTOOLs) を実行します。
[Service/License File] タブを開き、 [Configulation using License File] を選択します。
MSI_LICENSE_FILE と表示されていることを確認します。
[Server Status] タブを開き、[Perform Status Enqurity] をクリックすると、ライセンスの利用状況が表示されます。
特定のライセンスのみを表示したい場合は、[Individual Feature] に表示したいライセンス名を入力して [Perform Status Enqurity] を実行します。
6.12.2.2. ログインノード上での確認方法¶
以下のコマンドを実行すると、利用状況が表示されます。
$ lmutil lmstat -S msi -c 27005@lice0,27005@remote,27005@t3ldap1
6.12.3. Discovery Studioの起動方法¶
Discovery StudioがインストールされたWindows環境においてスタートメニューを表示し、BIOVIA > Discovery Studio 2017 R2 64-bit Client をクリックして起動します。
6.13. Mathematica¶
CLIでの起動手順を示します。
$ module load mathematica
$ math
Mathematica 11.1.1 Kernel for Linux x86 (64-bit)
Copyright 1988-2017 Wolfram Research, Inc.
In[1]:=
Quitと入力すると終了します。
GUIでの起動手順を以下に示します。
$ module load mathematica
$ Mathematica
終了する場合は、ノートブックのメニューバーから [File]を選択し「Exit」をクリックします。
6.14. Maple¶
Mapleは数式処理、数値計算アプリケーションです。
Mapleの利用方法の例を以下に示します。
使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
CLIでの起動手順を以下に示します。
$ module load maple/2016.2
$ maple
|\^/| Maple 2016 (X86 64 LINUX)
._|\| |/|_. Copyright (c) Maplesoft, a division of Waterloo Maple Inc. 2018
\ MAPLE / All rights reserved. Maple is a trademark of
<____ ____> Waterloo Maple Inc.
| Type ? for help.
>
quitと入力すると終了します。
GUIでの起動手順を以下に示します。
$ module load maple/2016.2
$ xmaple
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。
Mapleのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S maplelmg -c 27007@lice0:27007@remote:27007@t3ldap1
6.15. AVS/Express¶
AVS/Expressの利用手順を以下に示します。
$ module load avs/8.4
$ xp
ハードウェアアクセラレーションを無効にして起動する場合は-nohwオプションを付けて実行してください。
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。
以下のコマンドでライセンス利用状況を確認できます。
$ w3m http://lice0:33333/STATUS
6.16. AVS/Express PCE¶
AVS/Express PCEの利用手順を以下に示します。
$ module load avs/8.4
$ para_start
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。
以下のコマンドでライセンス利用状況を確認できます。
$ w3m http://lice0:33333/STATUS
6.17. LS-DYNA¶
6.17.1. LS-DYNAの概要¶
LS-DYNAは、陽解法により構造物の大変形挙動を時刻履歴で解析するプログラムで、衝突/衝撃解析、落下解析、塑性加工解析、貫通/亀裂/破壊解析などに威力を発揮し、これらの分野では世界有数の導入実績を誇る信頼性の高いプログラムです。
6.17.2. LS-DYNAの使用方法¶
LS-DYNAはバッチジョブで利用します。バッチスクリプトの例を以下に示します。
使用したいバージョンに適宜読み替えてご実行ください。
スクリプト例:SMP単精度版
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load cuda/8.0.44
module load lsdyna/R9.1.0
export exe=smpdynas
export NCPUS=4
export OMP_NUM_THREADS=${NCPUS}
export INPUT=airbag_deploy.k
${exe} i=${INPUT} ncpus=${NCPUS}
スクリプト例:SMP倍精度版
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load cuda/8.0.44
module load lsdyna/R9.1.0
export exe=smpdynad
export NCPUS=4
export OMP_NUM_THREADS=${NCPUS}
export INPUT=airbag_deploy.k
${exe} i=${INPUT} ncpus=${NCPUS}
スクリプト例:MPP単精度版
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=0:10:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load cuda/8.0.44
module load lsdyna/R9.1.0 mpt/2.16
export exe=mppdynas_avx2
export dbo=l2as_avx2
export NCPUS=4
export OMP_NUM_THREADS=1
export INPUT=airbag_deploy.k
export MPI_BUFS_PER_PROC=512
export MPI_REMSH=ssh
mpiexec_mpt -v -np 4 dplace -s1 ${exe} i=${INPUT} ncpus=${NCPUS}
${dbo} binout*
Info
lsdyna モジュールでロードされるもの以外に、ANSYSに含まれるLS-DYNAも利用可能です。
利用の際には下記スクリプト例をご参照ください。
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=5:00:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load ansys intel-mpi
export dynadir=/apps/t3/sles12sp2/isv/ansys_inc/v231/ansys/bin/linx64/
export exe=$dynadir/lsdyna_sp_mpp.e
export dbo=$dynadir/lsl2a_sp.e
export LSTC_LICENSE_SERVER='(27008@lice0 27008@remote 27008@t3ldap1)'
export NCPUS=4
export INPUT=$base_dir/sample/airbag_deploy.k
mpiexec -np ${NCPUS} ${exe} i=${INPUT}
${dbo} binout*
スクリプト例:MPP倍精度版
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=0:30:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load cuda/8.0.44
module load lsdyna/R9.1.0 mpt/2.16
export exe=mppdynad_avx2
export dbo=l2ad_avx2
export NCPUS=4
export OMP_NUM_THREADS=1
export INPUT=airbag_deploy.k
export MPI_BUFS_PER_PROC=512
export MPI_REMSH=ssh
mpiexec_mpt -v -np 4 dplace -s1 ${exe} i=${INPUT} ncpus=${NCPUS}
${dbo} binout*
Info
lsdyna モジュールでロードされるもの以外に、ANSYSに含まれるLS-DYNAも利用可能です。
利用の際には下記スクリプト例をご参照ください。
#!/bin/bash
#$ -cwd
#$ -V
#$ -l h_node=1
#$ -l h_rt=5:00:0
. /etc/profile.d/modules.sh
module load ansys intel-mpi
export dynadir=/apps/t3/sles12sp2/isv/ansys_inc/v231/ansys/bin/linx64/
export exe=$dynadir/lsdyna_dp_mpp.e
export dbo=$dynadir/lsl2a_dp.e
export LSTC_LICENSE_SERVER='(27008@lice0 27008@remote 27008@t3ldap1)'
export NCPUS=4
export INPUT=$base_dir/sample/airbag_deploy.k
mpiexec -np ${NCPUS} ${exe} i=${INPUT}
${dbo} binout*
スクリプトは、利用者の環境に合わせて変更してください。 上記スクリプト例では、インプットファイルはシェルスクリプト内でINPUT=inputfile として指定しています。
LS-DYNAのライセンス利用状況は以下のコマンドで確認できます。
$ lstc_qrun
6.18. LS-PrePost¶
6.18.1. LS-PrePostの概要¶
LS-PrePostはLS-DYNAと合わせて無償提供されている先進的なプリポストツールになります。 ユーザインターフェースは効率的かつ直感的に扱えるようにデザインされています。 LS-PrePostは高速なレンダリングとXYプロットを実現するためにOpenGLグラフィックスを利用します。
6.18.2. LS-PrePostの使用方法¶
LS-PrePostの起動手順を以下に示します。
$ module load lsprepost/4.3
$ lsprepost
_____________________________________________________
| |
| Livermore Software Technology Corporation |
| |
| L S - P R E P O S T |
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| Advanced Pre- and Post-Processor for LS-DYNA |
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| LS-PrePost(R) V4.3.11 - 04Jul2017 |
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| LSTC Copyright (C) 1999-2014 |
| All Rights Reserved |
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OpenGL version 3.0 Mesa 11.2.1
メニューバーのFile>Exit をクリックすると終了します。
6.19. COMSOL¶
COMSOLの利用手順を以下に示します。
$ module load comsol
$ comsol
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。
COMSOLのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S LMCOMSOL -c 27009@lice0:27009@remote:27009@t3ldap1
6.20. Schrodinger¶
Schrodingerの利用手順を以下に示します。
LigprepのCLI実行例:
$ module load schrodinger/Feb-17
SMILES形式の入力ファイルを使用し、MAE形式で出力する場合
$ ligprep -ismiinputfile -omaeoutputfile
GUIで利用する場合は、Maestroを起動します。
$ module load schrodinger/Feb-17
$ maestro
メニューバーのFile > Exit をクリックすると終了します。
Schrodingerのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S SCHROD -c 27010@lice0:27010@remote:27010@t3ldap1
6.21. MATLAB¶
MATLABは行列計算などの数値計算やデータの可視化をすることのできるアプリケーションです。
MATLABの利用方法の例を以下に示します。
$ module load matlab
$ matlab
CLIでの使用手順について
$ module load matlab
$ matlab -nodisplay
終了するにはexitを入力します。
MATLABのライセンス利用状況を以下のコマンドで確認できます。
$ lmutil lmstat -S MLM -c 27014@lice0:27014@remote:27014@t3ldap1
6.22. Arm Forge¶
Arm Forgeの利用方法を以下に示します。
$ module load forge
$ forge
メニューバーの File > Exit をクリックすると終了します。